Maha Kumbh Mela, India
12年に1度、行われるインド最大の祝祭「アラハバード・クンブメーラ」
ヒンドゥー教徒が集まり聖なる川で沐浴を行う大規模なヒンドゥー教の宗教行事、巡礼である。
「不死の果汁」の入った「水差し」をめぐりヒンズーの神々と悪魔たちが争ったとする神話に基づき、45日間にわたり行われる。
ガンジス川とヤムナー川、神話上に存在したとされるサラスバティ川という3つの川の合流点=聖地・サンガムで開催される。(ヒンズー教の太陰太陽暦と、木星、太陽、月の相対的な占星術上の位置に基づいて、各地で約12 年ごとに1回)
参加者には、ヒンズーの聖職者ら教徒数百万人や全身に灰を塗って沐浴に向かうヒンズー教の行者(サドゥー)など。
歴史
・起源は乳海攪拌(天地創造)の神話と結びつける記録がある。
・クンブ・メーラに関する最初の記録は中国の僧、玄奘の記述に見ることができる。玄奘は629年 – 645年にハルシャ・ヴァルダナの治世下にインドを訪れたが、このような川で行われる祭りは何世紀も以前に形作られていたようである。